CORVUS Eurythmie Performance
「親愛なるアルトーさんへ」”Pour M.Artaud”岡山公演
この作品は、フランスの詩人、演劇作家、俳優でもあるアントナン・アルトーの日本語訳テキストをもとに、その「言葉の音声から生まれる動き」によって構成されています。
「Eurythmie(オイリュトミー)」という身体技法は、「良い、美しい」を意味するギリシア語「Eu」と、「リズム」の語源でもあり、「形、姿、流れ」を意味する「Rhythmos(リュトモス)」という古代ギリシア語から名づけられました。
A・アルトーが遺した膨大な言葉を、現代に「声」として、「イメージ」として、「形姿」として、オイリュトミーの身体技法を通して身体化し、動くことの中から、アルトーの新たな現在進行形の姿が出現するかもしれないと直観します。
19世紀末のフランスに生まれ、1937年〜46年までの9年間を、いくつかの精神病院に監禁されたまま過ごしたアルトーは、第二次世界大戦とともに混迷を極めてゆく時代の狂気に、まさに身をもって対峙し、それを引き入れ、その身体的極限状況においてなおも言葉を手放しませんでした。
そのアルトーの言葉と身体は、今、にわかに危うさを増してゆく現代の世界に、本当のリアリティとともに生きてくるでしょう。
CORVUS
鯨井謙太郒+定方まこと
構成・演出・振付・出演
CORVUS(鯨井謙太郒+定方まこと)
<使用テクスト>
アントナン・アルトー
「アルトー・モモのほんとうの話」鈴木創士 訳(河出書房新社「アルトー後期集成」より)
「神の裁きと訣別するため」宇野邦一 訳(ペヨトル工房)
「革命のメッセージ」高橋純、坂原眞理 訳(白水社)
他
日時
2017年1月14日(土)19時00分開演
会場
すろおが463
(岡山市北区表町1-6-46)
問合せ
Works-M
tel 086-238-4867 fax 086-238-4866(M-laboratory)
主催
Works-M
親愛なるアルトーさんへ“pour M.Artaud” 東京公演
2016年9月10日 / 11日 @神楽坂セッションハウス
親愛なるアルトーさんへ“pour M.Artaud” 岡山公演終演後に行われた、アフタートーク全文を書籍「こぼれおちるからだたち」に収録しています。
書籍の詳細は特設ページをご覧ください。