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Works-M Vol.5
在 / 不在
例えば身体について何かを語ろうとする、
しかし語れば語るほど身体はそれをする者から遠のいて行く。
身体について語ろうとする身体、
というパラドクスがそこには生まれている。
身体は常に流動的な現象の表出であり、
そもそもはそれを捉える事自体が非常に困難である。
近づこうとすれば遠のき、
捉えようとすれば指の隙間から流れ落ちる。
身体はいつも決定的な欠落感を伴ってそこにある。
我々は記憶と記録で何とかそれを補おうとするのだが、
結局は身体の不在という不可避の事態を前に言葉は失われる。
ただ、そこに身体がある。
それ以上何を語れというのか。
Works-M Vol.5 在 / 不在
写真:小熊栄
Works-M Vol.5 在 / 不在
写真:小熊栄
Works-M Vol.5 在 / 不在
写真:小熊栄
Works-M Vol.5 在 / 不在
写真:小熊栄
Works-M Vol.5 在 / 不在
写真:小熊栄
Works-M Vol.5 在 / 不在
写真:小熊栄
(美術インスタレーション作品)
作・構成 三浦宏之
アルミ、木炭、新聞紙、メトロノーム、
ドライフラワー、花瓶、
ビデオプロジェクション、椅子、
音楽<コルトベルク変奏曲BWVアリア・J.S バッハ>、
身体<田中麻美 西本千奈美 矢鳴孝一郎 三浦宏之>
アートの今・岡山2013
会場 天神山文化プラザ
高梁市歴史美術館
奈義町現代美術館
写真 小熊栄
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